新作能「針間」あらすじ

2人の皇子・意奚(おけ)と袁奚(をけ)の父・市辺押磐皇子(いちのベのおしはのみこ)が、皇位継承争いから近江国で殺された。2 人の皇子は日下部(くさかべ)連に導かれ、志深(しじみ)村の岩室に隠れたが、志染村首・伊等尾(いとみ)の家で牛飼いの下男として仕えることになった。数年が経ったある日、伊等尾が催す新築祝いの宴で歌を所望された弟の袁奚は、歌い舞いながら、ついにその歌詞で自らの正体を明かす。国司の少楯(おだて)はこれを都に報告。2人の皇子は、都に迎えられ天皇となった。